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桜と忘却

昨日、花見に行った。
あいにく小雨ぱらつく天気だったけれども、
花見というものはやっぱりいいもので、
桜の下で食べる唐揚げは格別だと思った。

 桜の樹の下には屍体が埋まっている!
 これは信じていいことなんだよ。何故って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。
  梶井基次郎 「桜の樹の下には」


帰ってきたのは23時くらいだったろうか、あまり記憶がない。
気持ち悪かったので胃薬を飲んですぐ寝たのは覚えている。

夜中に目が覚めた。
おでこがかゆいのでポリポリとかいた。
ええっ?!
手を見ると血まみれだ。
即座に鏡で確認するに、額から流血しているじゃないか。
血はほぼ固まっているが、額から鼻、顎まで流れた跡が見える。
痛みは全然ない。
しかしいったいどうやってケガをしたのか、全く記憶にない。
暴漢にでも襲われたのだろうか……
この流血顏で電車に乗っていたのが恐ろしい。

おそるおそる顔を洗う。
額の傷は思いのほか小さい。とりあえず絆創膏を貼った。
何はともあれ死ななくて良かった。

酒を飲んで記憶を無くすことなんて、ほとんど無いのだが、
本人がないと思っているだけで、存外起こっている事態なのかもしれない。
33歳にしてこの失態。恥ずかしい限りである。



201403310527581e1.jpg
(花見といえば諸星大二郎の栞と紙魚子シリーズの『桜の花の満開の下』というエピソード。傑作!)



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2014/03/31 05:45 |雑記COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

【1〜5日目】カイワレ育成日記

【1日目】
水につけて目を覚まさせた種子をいよいよ容器にセッティング。
容器に脱脂綿を敷いて、種を蒔きます。
どうも密度が高いような気もするが、気にしない。
ペットボトルのフタでも栽培できるらしいので、試しに蒔く。
あとは脱脂綿を湿らせるだけ。

20140329225929c8a.jpg



カイワレは暗発芽種子なのでフタをして日光を避けます。
この状態で2〜3日放置とのこと。発芽を待つ。
2014032923022487e.jpg


【3日目】
フタを開けると…無事、芽が出てました。
予想以上に密集している。

20140329230447920.jpg



以降は日光に当てて成長をうながします。


【4日目】
様子をみてビックリ。昨日と色がぜんぜん違う。
どうだ、この緑。緑は目にいい。

20140329230708b0d.jpg




カイワレといえば菅直人を思い出す。
201403292319451f6.jpg





2014/03/29 23:09 |カイワレCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  

副島よ永遠なれ

「みんなのうた」で、昔ギリシャのイカロスは~♪という歌があったのだけど、
それを聞く度に俺は、一つの出来事を思いだす。


……それはむかしむかし、小学2年生の頃。
クラスに副島という名前の男の子がいた。

当時、俺らの間では「ケイドロ」という、名前は違えど皆もやった事あると思われる、
ケイサツとドロボウの二手に分かれて鬼ごっこの様な事をする遊びが流行っていて、
昼休みには大抵みんな遊んでいた。
ある昼休みの事、遊具のつり橋にて二人のケイサツに前後から挟み込まれたドロボウ副島くん。
前から、後ろから、じりじりと追い詰められている。
俺はそのスリリングな瞬間をのほほんと下から見上げていた。
つり橋の高さは3mくらいだろうか、もう副島は万事休す、かと思われた。
前後から二人のケイサツがじわじわとやってくる状況に、彼は混乱しているようにも見える。
しかし、副島はあきらめなかった。次の瞬間、なにを血迷ったか、彼は……

飛んだ。飛んだのだ。

3mといえば小学2年生にとっては相当の高さだ。
「飛び降りる」ではない。まるでウルトラマンのように飛んだのだ。
俺は見上げる形だったので、よく晴れた空は太陽がまぶしく、そのせいで副島もまぶしかった。
彼は背中を反らし、太陽に届け!とばかりに手を前方へ向け、足を伸ばして飛んでいた。
逆光によって浮き出されたそのシルエットはあまりにも美しく、そして、自信に満ち溢れていた。
その時、彼自身ほんとに空を飛べると思っていたに違いないし、俺も飛べると信じ込んだ。
かっちょよかった。その一瞬に副島は輝いていた。


20140325010545869.jpg



そして、彼は彗星のごとくびゅーーーんと空の彼方に消えていった。
……かと思われたのは幻で、夢見る少年はそのまま地面に落下した。
思いっきり腹部を痛打した彼は、身をよじり半泣きで
「○○~(俺の名前)」とうめきながら近づいてきた。
鼻水に砂がいっぱい付着していた。数秒前の彼とはかけ離れた無惨な姿だ。
そんな彼にどんな反応をしたのかはよく覚えていない。

けれど、俺は忘れない。飛んだ瞬間を。
副島が自らを空を飛べると思い、俺もまたそれを信じこんだ瞬間の事を。



2014/03/25 01:11 |遠くへ行きたいCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  

【0日目】カイワレ育成日記

ということで(どういうことで?)カイワレを育てることになったので
風吹きすさぶ中、俺は近所のホームセンターへ向かった。おーさぶさぶ。春はどこ。

ホームセンターに到着。
園芸コーナーは見つかったが種売り場が見つからない。
店員に種売り場の場所をたずねたが、店員と思ったおじさんは普通の客だった。恥かいた。



ようやく種売り場発見。
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カイワレ発見!

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カイワレの隣に「ブロッコリーの芽」なるカイワレそっくり野菜の種を見つけるも値段が倍近くするし、色が気持ち悪いので買わなかった。「アメリカで大ブーム」らしい。本当だらうか……

事前にネットで調べたところ脱脂綿も必要らしいので、100均で買いました。
俺にぬかりはない。
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カイワレ大根といえば、安部公房の小説に『カンガルー・ノート』というのがあって、この主人公がスネからカイワレ大根が生えてくるという設定だったのを思い出す。気持ち悪いですねぇ。
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2014/03/21 19:26 |カイワレCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  

3.11

あの瞬間は千代田区の会社で仕事中だった。地震の影響で目の前の仕事が一瞬にして膨れ上がり、それから24時間働いた。慌ただしい中で人の寛容や不寛容に触れ、横目に写るテレビ画面では泥のようになった津波が街を飲み込んでいたのを思い出す。大変だったが、現地の人に比べれば、という気持ちもあり、ひたすら業務をこなした。尿意もだいぶ我慢した。

仕事の特性上、混沌と化した業務状況の中、素直に指示に従ってくれる部下達を変な意味じゃなく、とても愛おしく感じた。俺の場合は身内に東北在住者はいなかったのだけど、そうでない同僚や部下もいたはずだ。それでも彼らは献身的に激務をこなしていた。その目はやはり愛すべき目をしていた。仕事とは所詮「お金」だろうか? いや、そうならば彼らはあんな目をしないはずだ。あの日、俺は仕事のなんたるかを新しく少しだけ知った気がする。

現場は各部署と電話会議で常に連携し、細切れながらも状況を把握しながら、我々は顧客対応に追われた。時間とともに露わになってくる惨状。続く余震。俺は途方もなく高く、ぶ厚い壁を前にした気分だった。これが夢であればと思った。しかし、現実だった。
翌朝、代わりの社員が来ても余震は続いていた。会社から最寄りの駅ビルのテナントはことごとく閉まっていたが、明明と輝いている店舗が一つだけあった。マクドナルドだ。
マクドナルドの底力を見た気がした(笑)

結局、帰宅したのは12日の夕方ぐらいだったろうか、部屋のなかは積ん読タワーが崩壊し、足の踏み場が無くなっていた。散乱した書物のなかで一番目につきやすいところに落ちていたのがやなせたかし氏の詩集『希望の詩集』だった。いや、目につきやすい所に落ちていたのかどうか、俺の目が無意識にその本を見つけ出したのかもしれない。


k2

k


2014/03/11 06:54 |雑記COMMENT(2)TRACKBACK(0)  

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