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焦燥感


今日、駅前の本屋に行った。
小さな本屋なのでいつもは大した収穫もないのだけど、
今回は『小林秀雄全集月報集成』と『丸谷才一エッセイ傑作選1』を買った。
どちらも文庫で新刊。いい選択をしたと思う。
久しぶりにホクホクした気分になった。

家に帰ると郵便受けに本が届いていた。Amazonで買ったものだ。
吉本隆明。表紙を見て気付いたのだが、この本はすでに持っていた。
ただ、パラパラと中身を読んでみると驚くほど内容を覚えていないので、再読することにした。

こんな日は焦燥感が俺を襲う。
これは「早く読みたくて読みたくて仕方が無い」というものである。
三冊のどれから手を付ければいいのか。
それに加えて読んでる最中の本も二冊ほどある。
幸せな焦燥感だ。
幸せといいつつも、焦燥感はあまりいい感覚じゃない。
ソワソワソワソワする。

大奥を抱えた殿様も似たような気持ちだったに違いない。



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2015/01/22 00:33 |雑記COMMENT(4)TRACKBACK(0)  

甘いささやき


あれは10年ほど前、今にも雨が降り出しそうな、どんより曇った初夏のとある朝だった。
俺はいつものように会社へ向かう電車に乗り込んで、その満員の車内に辟易しながら、くたびれたサラリーマン達に挟まれたまま、心を虚ろにしていた。いつもの風景だ。ガタンゴトン。

ふと俺は、このまま出社するのが嫌な気持ちに襲われた。
なにがそういう心境にさせたのかは様々な要因があると思うが、会社が嫌だったというのは勿論あるだろう。その時の俺はペーペーの新入社員で、陰鬱な空気の社内に馴染めず、なおかつ仕事への意欲も驚くほど低かったのだ。

その会社への想いと別に、ある種の蒸発願望というものも大きくあった。
満員電車の中で死んだような顔で吊り輪に掴まる面々、
しかめ面で新聞を読む面々、座席に座り眠りこける面々、
日々に忙殺されてそうな面々、明日も明後日も変わらない面々……
一見幸せには見えないそれら有象無象の輩に囲まれているうちに、自分もその一部になっているのだと思うと居ても立っても居られない心境になり、そこから早く脱さなければならないと思ったのだ。
その為には簡単だ、乗り換え駅で乗り換えなければいい。そのままどこかに行って、日常から逃避すればいい。

電車は乗り換え駅に着いた。電車のドアが開く。
その間数十秒だが、天使がささやく。「会社に行かないとダメだよ」
悪魔がささやく。「会社なんてサボればええねん」
しばしの葛藤の末、俺は悪魔の声を聞き入れる。
プシュー。閉まる電車のドア。
その瞬間なんと開放的な気持ちになったことだろう!
こんな気分はなかなか無い。
まるで全てのしがらみから解き放たれたかのような開放感だった。
車窓から見える空も、俺の心象を映すように晴れ渡っているように見えた。
走る走る電車は走る。知らない街を目指して。
走る走る電車は走る。怠惰な青年を乗せて。

……

そんな事をしたのは後にも先にもこれっきりであるが、通勤電車の降車駅で降りずにそのまま知らないどこかに行ってしまいたいというのはよくある願望だろうね。最近では似たようなテレビの企画もあった。人間が持つ割合普遍的な願望なんだと思う。
皆様も一度、状況が許されるならば、やってみてはいかがだろうか。悪くないよ。


2015/01/19 21:22 |雑記COMMENT(2)TRACKBACK(0)  

迂遠な旅人


二、三日ブログを更新しないと、更新しないとあかんなぁ、という気持ちになってくるが、ブログに書く事柄ってのもそうそうあるもんじゃなく、更新しないとあかんなぁと考えながらいつの間にか寝ているということが多い。いい睡眠導入剤代わりである。

つい最近の事件といえば牡蠣フライにあたったことであるが、あまり詳細を書くと、当ブログの高い清潔感が失われるので書きません。それでもあえてあの時の状況を表すならば、「間断なきウンコの旅」でした。人は何かしら「旅人」でありますでしょうけれども、まさか自分があんな過酷な旅に旅立つことになろうとは思いもしませんでした。いまだに信じられません。
漫画キャプテン翼に「ボールは友だち」という有名な台詞がありますが、あの時の俺はまさしく「トイレは友だち」でした。
ともかく牡蠣は怖いよ。皆さんお気を付け下さい。


まぁ、そんな話は置いといて、
中島敦の作品に以下の一節がある。

――人生というものは、螺旋階段を登って行くようなものだ。一つの風景の展望があり、また一廻り上って行けば再び同じ風景の展望にぶっつかる。最初の風景と二番目のそれとはほとんど同じだが、しかし微かながら、第二のそれの方がやや遠くまで見えるのである。第二の展望にまで達している人間にはその僅かの違いが解るのだが、まだ第一の場所にいる人間にはそれが解らない。第二の場所にいる人間も、自分と全く同じ眺望しかもち得ないと思っているのだ。事実、話す言葉だけを聞いていれば、二人の間にほとんど差異は無いのだから。――


僕らは一段一段着実に階段を登らなければならない。
世界を上昇させる為に。
ひとつひとつの旅を経つつ。

何だと?「人生は、何もしないでいるには長過ぎるが、何かするには短か過ぎる」? 何を生意気を言ってるんだ。長過ぎるか、短か過ぎるか、とにかく、それは何かやって見てから言うことだよ。


名言なり。


2015/01/16 21:42 |雑記COMMENT(2)TRACKBACK(0)  

引越し願望

去年ぐらいからずっと引っ越したいと思っているのだけど、とある事情により延期せざるを得ない状況になってしまい、そのまま2015年になってしまった。
今住んでる街は廃れていく一方なので、はやく引っ越したいのだけれど。

以下、引越し先に求めるもの(理想)

・TSUTAYA
  必須。検索機があるとなお良い。
・そこそこ大きな本屋
  毎日行っても飽きない楽しい本屋。2、3件あるとはしごできて良い。
  本格的な大規模書店は電車で行ければ良い。
・ゆっくりできる喫茶店
  ドトールやサンマルク等。ルノワールやスタバは色々とお高いので駄目。
・ゆっくりできるファミレス
  特にサイゼリヤ。サイゼリヤのワインは美味い。
・惣菜が豊富なスーパー
  庶民的な店が良い。高級スーパーはあかん。
・美味しい中華料理店
・美味しいカレー屋
・松屋もしくは吉野家
  安、早、旨な店。
・ヴィレッジヴァンガード
  TSUTAYA、本屋と合わせて巡りたい。
・スーパー銭湯
  これは徒歩圏内にあるのは難しいだろうな。
・治安
・うるさくない大家
  2、3ヶ月家賃を滞納しても何も言ってこない寛容的な大家。
・隣人に美人OL
  3DSのすれ違い通信を機に親しくなるストーリー有り。




2015/01/10 21:52 |雑記COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

こんな世界は


新人が会社を辞めた。辞めさせられたようなものだ。
けっして仕事ができる男ではなかったが、会社の判断は早くなかったか。
新年早々あまり良いニュースではない。

特殊な現場だから、辞めていく人間は多い。
彼らは大抵、不器用で、嘘をついたり虚栄を張ることができない。
人間性を押し殺して評価を得るということができないのだ。
狡猾で阿諛することが上手な人間が得をする世の中で、真っ正直な人間は損をするばかりだ。
それなのに、いや、それだから、彼らはいつも笑顔で去っていく。
彼らが笑顔であれば笑顔であるほど、相対的に俺は悪人になっていく。

やるかやられるか、それが資本主義の実相だ、と人はいう。
たしかにそうだろう。
しかしそんな世界は糞食らえだ。

こんな日は、くるりの『地下鉄』を大音量で聴く。
脳みそに釘を打ち付けるように聴く。
糞食らえな世界で生きていく為に。



  地下鉄の階段飛ばし飛ばし走った
  裏切るな俺大人になるな
  地下鉄は走る地上に出るために
  外はやっぱり次を待ってるのかい?






2015/01/08 06:32 |雑記COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

明けましておめでとうございます


初夢は、嫌な夢を見た。
些細な強迫観念が形を変えて悪夢として現れるんだな。
気掛かりはきちんと消化して寝た方がいいってことだ。

今年はとにかく本を読みたいと思う。
ここ一、二年は謎の集中力低下によって従来の速度で読書ができなかった。
今年の俺は違う。とりあえず積ん読している本から消化していこうか。

今日は初詣に行って来ます。

WEB書道(http://web書道.com)にて書初めをしてみた。
20150103061231ea1.jpg
2015年も小学生の心を忘れないでいこう。


2015/01/03 06:17 |雑記COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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