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憧れのウインナー


スーパーで買い物をしていると香ばしい匂いが漂ってくる。
匂いの方向を見ると、魅惑のウインナー試食コーナーだ。
エプロン姿の小太りのおばさんが、
ホットプレートで小さく切ったウインナーを焼いている。
これはワクワクせざるを得ない。

自らズカズカと近寄って、ウインナーを貰い受けるのはまずい。
紳士たるものそれじゃあいけない。
卑しさを露呈してはいけないのだ。
もし、食べるならばあくまでスムーズに品位を保ちつつでなければいけない。
至近距離になるまであくまで気づかなかったていでいかなければならない。
「おや、こんな所に試食コーナーがあったのか」と呟くのもいいかもしれないが、
演技力が必要とされるし、少々わざとらしいか。

わかっている。美味しいのはわかっている。
美味しいから試食という販売形態を取っているのだ。

そんな事を考えながら、わざと寄り道をしながら、やっと試食の射程範囲内に入る。
「どうぞ〜」とウインナーを差し出すおばさん。
そんなに薦めるのなら仕方が無い、貰おうか。って感じで、
俺がおもむろに手を出そうとすると、横から別のお客さんが割り込んできて、
俺の、俺のウインナーを取って行く。
動揺してはいけない。心にゆとりを持たなければならない。
そうさ、ウインナーは俺1人のものではない。

ウインナーを貰い受けるタイミングを失した男は、
今日もそのまま試食コーナーを通過(スルー)する。

スーパーの試食は難しい。

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2014/11/02 22:44 |雑記COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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